トップページ>CMの最後に出て来るロゴ
おまけ6 ACのロゴ考察(2)CM編
1987年にロゴを変更して以来CMの最後にはおなじみ「♪AC~」のサウンドロゴとともにACロゴが出て来るのが定番となりました。
このロゴはCMによって微妙に変化があったり思い切って冒険したのか(?)他のCMとは違う特徴的な物があったりします。
ここではそんなCMの最後に出てくるロゴをみていきたいと思います。
※画像が多いので重いかも。注意。
1.動きがあるタイプ
たまにロゴに動きがある物があります。特にせり上がりタイプは多くの人をトラウマに。
1-1.書き出されるバージョン
"しつけこそ人間(チンパンジー)”/1987年度 より
ロゴ変更初期にみられたタイプ。新ロゴを知ってもらいたかったのかこのように「A」と「C」の文字が書き出されます。
CMによって黄色ではなく白バックの物も。
1-2.せり上がりバージョン
多くの人がトラウマになった?ACロゴが下から生えるように出てくるタイプ。
時間に余裕がある30秒版での使用が多かったようです。小さいロゴが多くなった後もしばらくはみられました。
CMによって上がってくる速さが異なるようです。
2.静止画タイプ(白バック)
皆さんおなじみの白背景に青いACロゴ。一番使用回数が多くバージョンもたくさんあります。
2-1.大きめバージョン
ACロゴやスローガンが大きいタイプ。比較的古いCMに多いようです。
"名曲も迷惑曲"/1988年度 より
スローガンの字間が広いタイプ。
こちらは字間が狭いタイプ。上の広いバージョンとどのように使い分けられていたのかは不明。
少し全体が小さくなった90年代中頃〜のタイプ。
スローガン変更後も初期には少し大きめの物がありました。「公共広告機構」の文字がACロゴと同じ幅になっています。
上の30周年バージョン。
2-2.小さめバージョン
最近のCMに多いバージョン。
画質悪いですが人と人を〜のときの小さめロゴ。あまり採用数は多くありません。
横長バージョン。89年度のアイバンクのCMで発見。
少し前まで定番だったタイプ。「公共広告機構」の文字が青くなっています。2007年のCMより。
2007年度支援キャンペーンに使われたタイプ。
愛知万博の応援をしているタイプ。
公共広告機構→ACジャパンへの名称変更のつなぎとして使われたタイプ。
今後の標準になる?AC JAPANに変更後の現行版。
2-3.特殊バージョン
たまに現れる特殊なタイプ。
87年に使われた「アイバンクに登録を」バージョン。
ACロゴが控えめです。
こちらも87年に使われた「若いあなたの献血を」バージョン。
30秒版では下のタイプが使われていたので15秒版のみで使用。
巨大スローガンバージョン。個人的には一番トラウマ。
上2つと同じく87年頃に使われていました。
"私の運命人まかせです"15s/1988年度 より
上と似ていますがスローガンが小さくなり一行にまとめられています。
何故か30秒版では普通の大きいロゴなのですが15秒版だけこれが使われました。
90年代終わり頃?の一部CMに使われたスローガン無しバージョン。
かなりレアな白バックに黒いACロゴ。
99年の名古屋地域キャンペーンで使われました。
グレーのロゴが特徴的な子ども読書年バージョン。
"名古屋が「本場」?(名古屋地域キャンペーン)"/2000年度 より
何故かACロゴが「公共広告機構」の文字と妙にくっついています。
"ジコ虫、増えてます!"/1999年度 より
CM内に登場する「ジコ虫」に食べられるACロゴ。
3.静止画タイプ(黒バック)
よく怖いと言われる黒バックのタイプ。探してみると意外と多くのCMで使われていました。
3-1.白ロゴバージョン
黒バックには定番の白いACロゴ。一番採用数が多いです。
スローガン変更後の黒バック白ロゴ。一番スタンダードなタイプ(?)。
2000年度の大阪地域キャンペーン"歩きタバコ"で使われた特殊スローガンタイプ。
98年度の"DRUGS KILL TEENS〈同級生の誘い〉"で使われた黒バック白ロゴ。
02年度の"消える砂の像"で使われた小さい横長バージョン。
実際は真っ黒ではなくCM中の子どもが書いた黒い絵がバックですが…
01〜02年度キャンペーン"IMAGINATION"で使用された30周年バージョン。
95年度の阪神淡路大震災激励CMで使われたACロゴが大きい横長タイプ。CMによってスローガン込みのものとロゴだけの2種類ありました。
98年度の"WATCH OUR CHILDREN"で使われたスローガンが特徴的な独特のタイプ。
3-2.青ロゴバージョン
本来の色?の青いACロゴが使われているバージョン。少数派です。
99年度の第一号CMリバイバルの時に使われた黒バック青ロゴ。
99年度のワクチン支援キャンペーンで使われたスローガン入り。
公式サイトのAC紹介動画でみられるAC JAPANの黒バック青ロゴ。
3.共同キャンペーン
アメリカ、韓国と日本の公共広告機構が共同でキャンペーンをしたときのロゴ。
記念すべき共同キャンペーン第一弾"北斎の波"(1992年度)で使われたロゴ。
米国Ad Councilのロゴと並んでいます。
第2回日米共同キャンペーン"DROP BY DROP"(1995年度)より。
第3回日米共同キャンペーン"WATER MAN"(1996年度)より。
「Ad Council」のロゴの下には「アメリカ公共広告機構」と書いてあるようです。ACロゴの下は「Japan Ad Council」の文字。
日米共同キャンペーンから10年近くが経った2005年、今度は韓国の公益広告協議会との共同キャンペーンを行いました。
下に控えめに2つのロゴが並んでいます。
2008年に再び日韓共同キャンペーン。CMは韓国と日本で1本ずつ製作され画像のように白バックと上から挿入タイプの2種類がありました。
韓国の公益広告協議会はロゴが変更されています。
左/"STAR"(韓国製作)、右/"エコライバルになろう"(日本製作)。
4.その他いろいろ
上の決まったパターンには分類出来ないCMシーンの上から挿入されるタイプなど。
"たった2羽からの提言"/1990年度 より。
横長のACロゴがシーンの上から挿入されるタイプ。
"抱きしめる、という会話。"/2003年度 より
小さいACロゴが上からかぶるタイプ。このパターンは最近のCMでよく使われていました。
”家庭排水・人魚”/1991年度 より
控えめに下にある横長のACロゴに「ここから始めなければ。」と独自のスローガンが入るタイプ。
"捨てられた部屋"/1991年度 より
独自スローガンに横長の青ロゴが挿入されるバージョン。
”樹のお医者さん”/1989年度 より
青いACロゴが挿入されるタイプ。背景と相まってかさわやかな印象です。
”恩返し”/1999年度 より
何故か10年後に再び登場した上と似た青ロゴ挿入タイプ。
"覚せい剤撲滅 DRUGS KILL TEENS"/1997年度 より
珍しい下寄りに出てくるタイプ。
"人生を粉々にします。"/1999年度 より
今度は右下に。覚せい剤はあなたの人生を粉々にします。
"捨てる世紀"/1999年度 より
上と似た右下タイプ。
”マナーは守ってくだサイな”/1992年度 より
ロゴの周りが白く囲まれたバージョン。スローガンには影がついたようになっています。
"少年の眼・ゴミのポイ捨て"/1997年度 より
横長ロゴではない通常配置のまわりが囲まれたバージョン。
"ごめんの鐘"/1968年度 より
下に横長ロゴ。もともとは右のハートロゴだった物をロゴ変更により差し替えています。
"こんなジコ虫見ました。"/2000年度 より
冒頭に小さく横長ロゴ、最後にスローガン付き青ロゴが挿入されるタイプ。珍しいです。
"子供の人権110番"/1987年度 より
独自スローガン+横長白ロゴタイプ。
”しつけこそ人間(チンパンジー)”15s/1987年度 より
時間に余裕の無い15秒版ではシーンの上からロゴが挿入される物が多く見られました。
これは上と似た上にスローガン、下に白い横長ロゴのタイプ。
"清掃犬ロン物語"15s/1989年度 より
こちらも15秒版。白バックにならずにスローガンと横長タイプの青ロゴが上から出てきます。
一通り最後のロゴを観てきましたが種類がとても多くまだ全ては把握しきれていません。新しいバージョンが見つかったら随時更新予定。